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2019年9月12日 (木)

『向田邦子 暮しの愉しみ』  水羊羹

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 一昨日、「文豪たちと羊羹」のところで、向田邦子さんの書いた水羊羹の文章にふれました。今日は、数年前の記事を再掲させていただきます。 水羊羹を食べるときの音楽も決めておられたとのこと・・・やはり、暮らしを愉しむすてきなかたでしたね。

『向田邦子 暮しの愉しみ』

 

 向田邦子 向田和子  著

 

 新潮社 2003年 6月25日 発行

 

 飛行機事故で向田邦子さんが亡くなったのは1981年8月22日のことだそうです。

 

 本書は、向田邦子さんと妹の和子さんの共著となっています。

 

 「手袋をさがす」というエッセイに、向田邦子さんは気に入りの手袋を見つけるまで、寒さに手がかじかんでもやせがまんを続けたと自分について書いています。

 

 そういう美学と申しますか、こだわりが随所に出てくるのがこの本です。 「水羊羹を食べるときは・・・・・・」をかいつまんで紹介させていただきますね。季節に合っていて、そして、何といってもおいしそうですから。

 

Photo

 

 水羊羹は、ふたつ食べるものではありません。口あたりがいいものですから、つい手がのびかけますが、歯を食いしばって、一度にひとつで我慢しなくてはいけないのです。’中略)

 

 水羊羹が一年中あればいいという人もいますが、私はそうは思いません。水羊羹は冷し中華やアイスクリームとは違います。新茶の出る頃から店にならび、うちわを仕舞う頃にはにっそりと姿を消す、その短い命がいいのです。

 

 (原文全体は『眠る盃』に収録。 写真は本書53ページに掲載されています。)

 

 本文には、水羊羹の銘柄や、向田邦子さんが水羊羹を載せる小皿のこと、さらに味わうときのムード・ミュージックのことも書かれています。うーむ、やっぱり、こだわりの人でしたね。

 

 さて、今日も、水羊羹のようなよき味わいの日となりますように。

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