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2019年11月20日 (水)

『冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに』

0002_20191119201301 『冬の薔薇 立ち向かうこと 恐れずに』

小林 凛  著

協力 日野原重明

   小野江小学校 2013年度6年生&草分京子

ブックマン社 2014年9月26日 初版第1刷発行

 小林 凛さんは、2001年5月、大阪生まれ。9歳の時に朝日俳壇に初投句初入選。

2013年に『ランドセル俳人の五・七・五 ~いじめられ行きたし行けぬ春の雨』を出版。

好きな俳人 小林一茶

 お気づきのように、書名が五・七・五の俳句になっていますね。

 ◇   □   。   ※   ☆

 ランドセル俳人だった小林 凛さんは、その後、日野原重明先生(98歳で俳句を始め、金子兜太さんに教えを受けていた)と、90歳の年齢差を超えて往復書簡を交わすようになりました。

 この本の第二章・第三章には 往復書簡が収められ、解説を金子兜太さんが書いておられます。

 

 第一章から、各年齢の俳句を一句ずつ掲載させていただきます。

ちびバッタ達者で暮らせこの庭で 6歳 野原で捕ったバッタを、家の庭に放しました。

雪だるま朝日を浴びて生き残る  7歳

水切りをされて目覚める桔梗かな 8歳

冬の蜘蛛助けていつか銀の糸   9歳  芥川龍之介「蜘蛛の糸」より いつか僕にも、蜘蛛の糸が垂らされるかなあと思って。

カンナ咲く母の出勤身送りて   10歳

風花や我の心に降りつもる    11歳

師の涙教科書に落ち冬日かな   12歳 国語の授業でA先生が教科書の中の「ヒロシマのうた」を朗読されました。途中から先生の目が潤んできました。

凜々と十三歳の夏来たる     13歳

   ◇    □   。  ※   ☆

第二章から

 百歳は僕の十倍天高し       凛

 君たちの使える時間それがいのち  重明

 

 煮干し食み祖母の鼻歌秋に入る   凛

 祖母思う君の心に秋の空      重明

 

 百二歳師の笑み優し竹の春     凛

 百二歳こころ躍らす神のたまもの  重明

 百二歳ゴールではなく関所だよ   重明

 ◇   □    。   ※   ☆

第三章には 『ランドセルの俳人』を読んで、全国から届いた応援メッセージ、そして三重県の松坂市の小野江小学校6年生と担任の草分京子先生からの手紙 ・・・ 小林 凛さんは、招かれて小野江小学校を訪れ27人の6年生(2013年度)と算数・体育・給食・国語をともに過ごしました。

 金子兜太さんの解説の結びの言葉

 凛君の出現自体が俳句の世界にとっても、教育界にとっても大きな収穫です。

 ◇   □   。   ※   ☆

 よろしければ、どうぞ。

 今日も、良い日となりますように。

 

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