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2019年11月12日 (火)

『人びとのかたち』 塩野七生

0003_20191111163101 『人びとのかたち』

塩野七生(しおの ななみ) 著

新潮社 1995年1月30日 発行

  塩野七生さんは、大作『ローマ人の物語』を書き終えられ、休む間もなく『ギリシア人の物語』・『十字軍物語』なども書き続けられておられる著作家です。

 そのことは、存じていましたが、この本では映画についても並々ならぬ時間と情熱を注いで来られたことが分かり、認識を新たにいたしました。

 塩野七生さんは、俳優のゲイリー・クーパーと、ローマのユリウス・カエサル(英語読みではジュリアス・シーザー)が大好きだそうで、「クーパーが偉大なる平凡であるとすれば、カエサルは偉大なる非凡ですよ」と息子さんが塩野七生さんに語りかける会話が最後の章にも登場しています。

 親子でこうした会話ができるというのもすごいことだと思います。

 親子が理解し合えるようになるために、アメリカのバスケットボールに息子さんが熱中したのを機会にアメリカのバスケットボール関係のヴィデオ11本を購入する資金を与え、それだけでは親子の対話回復にはならないと、その11本を親子で熱心に一緒に観たのだそうです。バスケットのヒーロー マジックジョンソン ラリー・バード マイケル・ジョーダンが どのようにして名選手になったかの過程、苦しみも親子でしっかりと共感しつつ観た・・・うーむ、ほとばしるようなエネルギーの持ち主なのだと 感服いたしました。

 『ローマ人の物語』では、関心のある巻だけを拾い読みしましたけれど、ローマに住み着いて長い年月を費やして書き上げられた大作ですので、ちゃんと向き合って読もうと思います。

 ちなみに、映画などで、ローマの将軍や兵士たちの兜に大きな髷(まげ)と申しますか、派手な装飾があるのは、周辺の民族よりも体格が小柄であったローマ兵の身長を高く見せる工夫であったという記述などが『ローマ人の物語』に書かれていたように記憶しています。

 この本に登場する映画の数・俳優・監督の数 も 半端ではありません。 よろしければ、どうぞ。

 今日も、良い日となりますように。

 

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