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2020年1月 9日 (木)

一休さん

 1月9日の語呂合わせで、一休さんを思い浮かべました。徳のあるお坊さんだったそうですけれど、テレビのアニメにも登場しているように、とんちのある方でもあったようです。

 とんちの例を思い出してみますと、「このはしを通るべからず」と立て札を立てられたとき、堂々とその橋のはしっこではなく 「真ん中を通ってきましたよ」とやり返したり、 「屏風に描かれた虎をとらえよ」と言いつけられて、「かしこまりました」と鉢巻きをして屏風のところに縄を持って立ち、「では、とらえますゆえ、どなた様か、虎を追い出してくださいませ」とやり込めたり。

 成人してからは、「いけないことをしてしまったけれど、上役の命令でしたことですから、私に罪はないと思います」と居直ろうとした人に、こんなふうに諭したようです。

 「庭のあの竹が今朝から降った雪の重みに耐えかねて、あのように苦しんでおります。積もった雪を落として、助けてやってくださらんか」

 その人が雪で頭が垂れ下がった竹の雪を振り落としますと、その弾みに勢いよく竹が頭をもたげて、残っていた雪がその人を雪まみれにしてしまいました。

 やれやれ、と雪を払っているその人に一休さんは静かに言ったそうです。

「いかがじゃな。 頼んだ私にではなく、頼まれて雪を振り落としたあなたに雪がかかりましたね」

   ◇    □    ○   ※   ☆

  いかがなものかと思いつつ、首をかしげるような上役の依頼・言いつけに従ったしまったり、言いつけられもしないのに権力のある人におもねって忖度(そんたく)したり ・・・一休さんは、そうしたことに対して、しかたがないわい、という人ではなかったようです。

 今日も、良い日となりますように。

 

 

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