« 礼拝堂に息づく花 | トップページ | 『脳がめざめる「教養」』 茂木健一郎 著 »

2020年3月 1日 (日)

テレビ プレミアムシアター 指揮者 ベルナルド・ハイティンク

 昨年、90歳で引退した指揮者、ベルナルド・ハイティンク ザルツブルグ音楽祭 でのウイーンフィル演奏会から ベートーヴェンのピアノ協奏曲第四番とブルックナーの交響曲第七番をNHKテレビ プレミアムシアターで鑑賞しました。それに先だって、インタビュー「わが音楽人生」でハイティンクが語っている場面があり、印象に残りました。「あなたが指揮をするとオーケストラの音がそれまでと全く変わるといわれていますが」と水を向けられると、彼は、「自分について語ることは難しい」と前置きしながらも、次のように語っていました。

0002_20200226170701  この仕事の最大の魅力は、楽譜を開き、準備する楽しさにある。何回目かの演奏であっても、出来るだけ白紙の状態で臨む。

オーケストラの楽員に心から敬意を払い、彼らをうまく動かすこと 0004_20200226170801

窓を一つ開けておく必要があり 一方では扉は閉める 妙な仕事だよ

若い指揮者には、振ってみせる。

 舞台に立つと、いつもドキドキする

 緊張は、あったほうがいい。

公演の後にはいつも振り返り、自省する。辛い仕事だがやらなければならない。

 美術館に行って、たくさんの人が居ると、座って、出来るだけ一人で絵と向き合えるようになる時を待つ。 絵を見ることは、楽譜を見ることに近いと思う。 

0008_20200226170901 世界には多くの悲劇が起きるが美しいものもたくさんある。怖いのは時間が無いことだ。

Q 芸術の力を信じますか。 芸術が世界を変えると ?

A もしそうなら もっとましな世の中になっているはずだ。

 それでも、、芸術には驚くべき力がある。先日EUユース管弦楽団と共演して、また良い経験が出来た。若い音楽家たちには すばらしい情熱がある。才能はもちろんだが、音楽に身を献げていたささげていた彼らと同様わたしも大いに刺激を受けた。音楽に対する彼らの姿勢、能力、貪欲さ、全てが刺激的だ。

Q 若さも?

A そうだ  突然気づいたよ。 これは 新しい世代の若者の音楽だ。わたしだけが年をとっていると。

     ◇     □    ○   ※   ☆

 この後、演奏を聴きました。 

 一人の偉大な指揮者の引退前の総決算 ・・・ すばらしい演奏に思えました。

 世の中は、大自然もそうですけれど、実にすばらしいもの・こと・人々に満ちていますね。

 今日も、良い日となりますように。

 日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

 

|

« 礼拝堂に息づく花 | トップページ | 『脳がめざめる「教養」』 茂木健一郎 著 »

コメント

コロナウイルス休校と受験生徒たちのために私も引きこもっていますが バタバタです。そんな日々でも 昨夜 日曜日の教育TVで まずゴッホ、そしてモーツアルトの番組は深く秀逸で慰められました。藝術・・・先人の才能とメッセージ、たやすく触れられる今にいられることに感謝です
※ ムーミンパパより
  コメントありがとう (^J^)  「人生は短く 藝術は長し」 シラー  中学の時の社会科の先生は、縄文式土器に 実用一辺倒でなく 縄を用いて模様をつけたその感性ある生活意識を熱く語られました。 そのときは、そういうものか・・・くらいしか受け止められなかったように覚えていますけれど、 やはり 素晴らしいことなのだなぁ と少しですが やっとわかってきたかもしれません。 今年からお世話になり始めた 手もみ時間を大事にしている接骨院の院長さんは・・・40代ほどの男性です・・・20代の頃一日に多いときは10時間ピアノに向かっていたとのこと。特に好きで弾きまくっていたのはベートーヴェンの「熱情」だそうです。 リストの「愛の夢」は? と尋ねると、そんなに難しい曲ではないですね ・・・とさらっと言われます。 ・・・ そんな会話をしながらBGMにピアノ曲が流れつつの接骨院時間 ・・・至高のひとときとなっています。 

投稿: kei | 2020年3月 2日 (月) 12時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 礼拝堂に息づく花 | トップページ | 『脳がめざめる「教養」』 茂木健一郎 著 »