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2020年3月 6日 (金)

Q「いじめをやめさせる方法がありますか?」 A 日野原重明医師

0005_20200304212101 いじめをやめさせる方法がありますか?

 大きな問いかけに、日野原医師は最後の著書『生きていくあなたへ』(幻冬舎 2017年9月30日 第1刷 発行)でこのように答えておられます。

 いじめというのは、人の命を粗末に扱う行為です。相手のことを自分のごとく思う、自分のことのように大切にする。それができないのは、子どもの世界だけではありません。大人同士、国と国の間でも起こりうることでしょう。

 本当の意味で、自分の命を大切にある買うようになれば、人の命を傷つけるようないじめの連鎖は必ず断ち切れると僕は信じています。

 ◇    □   ○   ※   ☆

 そして2016年に出版された詩画集 『しかえししないよ』から次の詩を紹介しておられます。

いのちは目には見えないけれど

めいめいが感じとれるもの

君も感じられるはず

自分がいのちを持っていることを

いのちは自分がもっている時間だよ  そう私は十歳になる君に話したね

命を大切にするとは 命を上手に使うこと

つまり君のもつ時間を 君だけでなく誰かのために使うこと

 

いじめは友達のもつ時間を奪い いのちを傷つけるもの

だからいじめは止めようよ

そして

たとえ誰かにいじめられても 殴り返したり

言葉でやり返すことはやめて

じっとこらえてこう言おうよ

 

僕は、しかえししないよ

いっしょにグラウンドに出て サッカーをしようよ

誰かの時間と  君の時間がいっしょになって

君のいのちが膨(ふく)らむんだよ

 

 僕は次の世代を担う子ども達に、命がいかにかけがえのないものであるかということをしっかり伝えていかなければならないと思っています。

    ◇     □     ○    ※    ☆

 この本を読み返して、改めていろいろなことを学ばせていただいています。たとえば、こんなことも書いておられます。

 僕(日野原先生)は最近絵画を習い始めましたが、これがとっても楽しいのです。・・・趣味の上達・習得ということ自体にこだわる必要はなくて、新しい友人をつくったり、趣味を始めてみたりすること自体に意味があります。たとえば日常の中でいつもとちょっと違う道を散歩してみるとか、久しぶりに美術館に行ってみるとか・・・その中にたくさんの発見があるはずだからです。

 最近僕は、「運動不足」より「感動不足」のほうが深刻なのではないかと感じています。だからあなた(本を読んでくださっている人)とも一緒に心を躍動させて、感動の気持ちを分かち合いたいなと思うのです。

 よろしければ、どうぞ。

 今日も、良い日となりますように。

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