« 広島県の教育長さん  ー テレビからー | トップページ | 桜 咲く »

2020年4月 1日 (水)

映画 「グレース・オブ・モナコ」 ー 公妃の切り札 ー

 予約していた番組が放送終了したのに取り消さずにいると思わぬ番組が録画されていることがあります。それがなかなかいい番組だったりすると嬉しい反面、自分の選択って広い世界を狭くしているだけかも知れないと反省する思いに浸ったりします。今回、予測せずに録画されていたのが、この映画、「グレース・オブ・モナコ」でした。

 さて、ハリウッドで大成功を収めていた女優、グレース・ケリーさんが、モナコの大公に望まれて、女優を引退し結婚 というのは実際にあったことですので、そうしたことを踏まえてのこの映画、とくに後半になってなかなか見応えがありました。

0004_20200331102701  人口2万人ほどのこの国、モナコにフランスのドゴール将軍が大きな圧力をかけてきます。その圧力を各国の首脳を舞踏会に招いてグレース公妃がスピーチし、軍隊を持たないモナコの尊厳、平和が保たれる ・・・ 映画の中におとぎ話という言葉が登場してきますが、現代でいうと、コスタリカのように、軍隊を持つことを放棄し、そのための費用を国民の生活のためにあてて歩んでいるしっかりと存在している国なのですね。

 ついでに、最近、ナポレオンは琉球が軍隊を持たない国であることを耳にして、「そんな国が地上にあるのか」と、とても驚いたという話を城山三郎さんの著書を通して知りました。

 この「グレース・オブ・モナコ」は映画ですから、史実とは異なる面があると思いますけれど、ヒッチコック監督が「マーニー」という映画を撮るので、女優に復帰してくれないかと、モナコを訪れる場面があります。乗り気になっていたグレース・ケリーでしたが、悩んだ末、諸般の状況から出演を断念し、断りの電話をいれると、ヒッチコックは、惜しみながらも了解し、一言、アドバイスします。「フレームの隅に寄りすぎないように」・・・・・。

 フレームの隅に寄りすぎないように ・・・ 私なりに考えました。 映画の主役は画面の中央 一番目立つところに居ます。 スポットライトがずっと主役を照らさない映画はないでしょう。 浮かんできたのが さだまさしさんの曲 ♪「主人公」の一節です。「自分の人生の中では 誰でも みな 主人公」 ・・・

 画面の中央にいる人を押しのけて真ん中にしゃしゃり出る ということではありません。 周囲の思惑 他人への過度な気遣いをして 肝心の自分の果たすべき役割、かけがえのない自分自身がこの世に存在し、生きていることの意味を見失わないようにしなさい ・・・ ヒッチコック監督の一言は 難局に向かうグレース・ケリーさんへのかけがえのないエールだったのだと思います。

 四月のスタート 今日からの歩みが 新しい力に満ちた よい日々となりますように。

 コロナウイルスにあおり運転されて追い立てられるような日々から、全ての国が手を携えて歩み、コロナウイルスを制御・駆逐する日を迎えることが出来ますようにと祈ります。

|

« 広島県の教育長さん  ー テレビからー | トップページ | 桜 咲く »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 広島県の教育長さん  ー テレビからー | トップページ | 桜 咲く »