カウンセラーとクライアントの すてきな会話 「83歳の知恵」
時々引用して紹介させていただく関根一夫牧師のメールマガジン 「いてくれてありがとう」・・・昨4月8日号をどうぞ。 関根先生、ありがとうございます。
【83歳の知恵】
昨日はクリニックで1日カウンセリングがありました。
年齢的には30代の方から80代の方までいろいろ。悩みも口も千差万別。
ほぼ、よろず相談所状態です。時々楽しい笑い声が聞こえるカウンセリングルームです。もちろん、深刻な話もあるのですが・・。最終的には笑顔で帰る方々が多いです。
窓を開けて換気をよくし、距離をおいて飛沫感染防止をし、会話を深めて行きました。
昨日の朝一番は、83歳になったという女性がニコニコ顔で
カウンセリング室にやってきてニコニコ顔で帰られました。
「先生、先月はカウンセリングがお休みだったでしょ、だから寂しかったです。今月は来れてよかったですよ。来月はどうなんでしょうね。」と言いながら面白い提案や生き方をひとしきり、お話してくれました。
「この間、別の病院で、先生が私に向かって「あー、◯◯さん、もう83歳なんですね。それにしては若いですねぇ。私はもうすぐ60歳になるんだけど歳を感じちゃうんです」っていうから「バカなことを言わないでくださいよ、60なんてまだヒヨッコだよ、本当の悩みなんてこれからだからね」って言ってやりました。
「先生、知ってる?家で食事をする時や人と食事をするときは
マスクをはずして、食材の味を静かに味わって食べるのよ。ゆっくり味わいながら、おしゃべりをしないでよく噛んで食べるの。
おしゃべりするとコロナ感染しちゃうでしょ、だから黙って味わいながら食べるのよ。先生はしゃべりながら、ご飯を口からこぼしながら、唾を飛ばしながら食べてないですか?
だめですよ。よーく食事を味わい、味を噛み締めて食べてください。それで食事が終わってから、またマスクをして、あれこれおしゃべりすればいいのよ。そうすればコロナの感染なんてないと思うわ」
「え、家にずっといること?最近は慣れてきて、楽しみができましたよ。
え、それはね、部屋の片付け?これが楽しいの。
先生、片付けしてる?なかなか時間もないでしょ。
でも、今は外出の自粛だから、部屋にいるでしょ。
そうしたら、今まであまり気にならなかった部屋の中の荷物や本が気になり始めて、この間、本をだいぶ持って行ってもらいました。。
だんだんきれいになってきましたよ。だから、外出自粛は楽しいです。コロナ騒ぎが終わる頃には、私の部屋はすっかりきれいになって気分がもっとよくなれると思うわ」
「あー、お話できてよかった。それじゃまた来月きますね。さよなら」
こういう意気軒昂な方と話をすると、私がカウンセリングを受けているような気分になります。私を励ましにきてくれているような感じさえします。
私が授業料を払わなければならないような気がするほどです。
でも、この方も、もともとは嫁と姑の深刻な問題で夜も眠れずげっそり痩せて、カウンセリング室を訪れてくれたのが最初の出会い。もう数年前のことでした。
今は、すっかり問題が解消して、元気に歩き回り、私の指南役のようです。
まさに、いてくれてありがとう!
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◎主の平和と祝福がありますように!
関根一夫
pastor.kaz@gmail.com
https://www.macf.info/
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関根一夫牧師は、牧師、カウンセラー、ウクレレの達人 写真好き と 身体は一つですけれど多面体の存在です。上記のホームページもよろしかったら訪れてみてください。 そのホームページの特に「PASTOR KAZUの部屋」というところが、美しい写真がスライドショーでみられてすてきです。
今日も、良い日となりますように。
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