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2020年7月28日 (火)

『すばらしきかな、人生』

0005_20200722152401 『すばらしきかな、人生』

ジミー・ホーキンズ 作

ダグラス・B・ジョーンズ 絵

片岡  しのぶ  訳

あすなろ書房 2006年11月10日 初版発行

 

 この絵本は、ちょっと珍しい成り立ちで生まれました。

 1946年、「素晴らしき哉、人生!」という映画が封切られ、ジェームズ・スチュアートが主演してヒットし、今でもクリスマスシーズンにはテレビで放映される名作となっています。その映画に子役で出演したジミーー・ホーキンスが、その映画誕生60周年を記念して、映画の中の子どもを主人公にしてこの本を書き、出版にいたったのだそうです。

 善意の塊のように生きてきた人が切羽詰まった状況に陥って、自分など生まれてこなかったほうがよかったと思っているときに、彼を助けるために、見習い天使が派遣されます。

 見習い天使は、彼が生まれてきていなかったら、彼と関わった人たちはどうなっていたかを彼の目の前で繰り広げて見せます。

 風采の上がらない見習い天使ですが「人はだれでも、大勢の人に支えられて生きている。ひとりでも欠けるとえらいことになるんだよ」と語ります。このことばが、少年の胸に落ちるまでが大きな見せ場です。

 翼がほしいと願いながら長年歩んできた見習い天使にも、どうやら大きなプレゼントがいただけたようですよ。

 映画で主人公を演じたジェームズ・スチュアートは、ヒッチコックの映画や、「グレンミラー物語」「ウインチェスター銃73」などにも出演している人気俳優ですね。

 今日も、すてきな日となりますように。

 

 

 

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