« 散歩道の花 | トップページ | 『聖灰の暗号』 »

2020年7月 8日 (水)

『輝天炎上』

 ここしばらく、お医者さんで小説家である 海堂 尊(かいどう たける)さんの本を読んでいます。10冊ほどでしょうか。

『輝天炎上』 角川書店 2013年1月31日 初版発行

 お年を召した患者さんである美智さんと医学生天馬くんのこんなやりとりに惹かれました。採血の場面です。

   ◇      □      ○      ※      ☆

「いてて」

美智の声にびくりとする。途端に叱咤が響く。

「患者がちょっと悲鳴を上げたくらいで、ビビったらあかん」

・・・でもそのあと、褒めてくれます。

「スジがいいな。とても初めてとは思えん。ワシの血管はなかなか一発では成功しないんじゃ」

 

 そして・・・しばらく後の場面で、 心臓マッサージを受けて つかの間、蘇生した美智さんはにっこりと笑って次の言葉を残してみまかります。 「おお、天馬か ・・・ちょっと見んうちに、すっかり立派なお医者さんになったのう」

   ◇      □      ○      ※     ☆

 壮大な構想の小説で、若い男女の軽妙な会話などにユーモアが込められていたりします。 そういうなかで、患者さんと医療に従事する方の心の通い合う場面が一番 心に響いてまいります。

 今日も、良い日となりますように。

 7月5日朝の礼拝堂の花です。 一堂に会して礼拝を献げることができる恵みを改めて思い、感謝いたします。

 手の消毒・マスク着用・換気 いろいろな配慮をして、礼拝が再開されています。

0012_20200707032101

 

|

« 散歩道の花 | トップページ | 『聖灰の暗号』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 散歩道の花 | トップページ | 『聖灰の暗号』 »