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2020年7月12日 (日)

『アフリカの瞳』 帚木蓬生さん

0002_20200710111501 『アフリカの瞳』

帚木蓬生  著

講談社 2004年7月5日 第1刷 発行

 この本の中に、マザーテレサの言葉が紹介されています。

 記者

「あなたがそうやって貧者のために尽くされているのは分かります。しかしそれによってこの世の貧困と病気をなくすことができるでしょうか」

マザー・テレサ

「私が神に何か期待されているとすれば、それは行為を成功させることではなく、できる限りの尽力をすることだと思っています。」

 ◇     ◇      ◇

 この本には、アフリカで眠る間も惜しんで医療活動を続けている日本人医師とその家族、仲間たち、現地の貧しさと闘いつつたくましく生活している人たちの姿が描かれています。

 HIV、エイズとの闘いを制するために、有効な世界の在り方はどうあったらよいか・・・アフリカの歴史と自分たちの利益のために植民地にしてその治の人たちをどのように先進国諸国があつかってきたかということも、鋭く描かれています。

 お医者さんで作家 幅木蓬生さんが人間の根源的な在り方について 困難に真っ向から立ち向かう人々の姿を描いたこの書に深い感銘を覚えました。

 結びにこんな詩が記されています。

アフリカには瞳がある

大きなどこまでも深い瞳だ

瞳はもう涙を流さない

涙は何年も前に涸れてしまった

涙のない瞳でアフリカは見つめる

大地の緑を 大空の先を

人類の未来を

 よろしければ、どうぞ。

 今日も、良い日となりますように。

 

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