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2020年7月31日 (金)

『わたくしが旅から学んだこと』兼高かおるさん

0002_20200730044901 『わたくしが旅から学んだこと』

兼高かおる 著

小学館 2010年9月6日 初版第1刷発行

    2011年2月2日 初版第7刷発行

テレビ番組「兼高かおる世界の旅」は1959年から1990年まで、31年続き、取材国は150か国、地球を約180周なさったそうです。

 昨年1月、天に召されました。

 とても前向きで、1962年、ボストンで「今 流行しているものは?」と取材していて、パラシュートでスカイダイビングを楽しんでいる人が居ることが分かったとき、これは自分が空からパラシュートで飛び降りて視聴者の方にお見せしなくては、と訓練を受けて挑戦したとのこと。

 番組では、空を飛んでいる姿をと張り切ったのですが、同行のカメラマンは「結婚したばかりなので、自分に何かあるとたいへんだから」と飛行機から兼高さんが飛び出すところを撮影。アシスタントの男性は、「娘が結婚するまでは危険なことはしたくない」と、この人は地上にいて空から降りてくる兼高さんを撮影、ということになったそうです。

 兼高さんは、毎年、遺書を書いてこの番組を続け、意志はあったそうですが結婚にいたることはありませんでした。

 有名な方ですし、この番組を長年見られた方もおられるでしょうから、旅のことは割愛させていただいて、この本の終わりのほうから危機管理のことを少し紹介させていただきます。

 2010年元旦 ・・・起き上がろうとした兼高さんは足に激痛が起こり動けませんでした。後から分かったのは、10日ほど前にベッドから落ちて顔に大あざができたそうですが、どうも、そのときに大腿骨を骨折していたらしいとのこと。

 一人暮らしの兼高さんでは、身近に携帯電話を置いていたのですが、その朝に限ってベッドサイドの手の届かないところに置いていて、激痛の中、どんなに手を伸ばしても、あと20センチほどのところにある携帯に届かなくて、連絡がとれない事態になってしまいました。

 どうしようと自分を落ち着かせているときに・・・普段は訪ねてくることのない義姉さんが「お雑煮はどうしますか」と来宅してくれ、返事がないので心配して入ってきてくれた(幸いに鍵を預けていた)そうです。

 大腿骨にはボルトが三本入って「筋金入り」になってしまったと、落ちが付いています。

 以後、携帯は必ず手の届くところに置き、入院用バッグを用意しておき、自分の物は、何がどこにあるのかをきちんと整理して人に伝えることが出来るようになさったそうです。落ちないようにベッドにサイドガードも。

 もう一つ。外国語も堪能な兼高さんですが、何日か人と会話しないでいると、発声の機能などがすぐに衰えることに驚かれたそうです。言葉もすぐには出てこない感じになったとのこと。 新型コロナウイルスで、ステイホームや家でのお仕事の機会が増えている現状 ・・・会話の機会を意図的に増やしたり、本や新聞などの音読、歌を歌う などを できるだけ日課に意識的に組み入れて 身体機能の維持・増進に努めたいと思います。

 今日も、良い日となりますように。 そろそろ梅雨明け・・・明日からは8月ですね。 思いやりのある穏やかな夏となりますように。 

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