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2020年8月13日 (木)

絵本『セロひきのゴーシュ』

Photo_20200812192701 『セロひきのゴーシュ』

宮沢賢治 作

いもとようこ 絵

金の星社 2005年12月  

第14版 2016年発行

 原作は、とてもよく知られていますね。

 この絵本は「大人になっても忘れたくない いもとようこ名作絵本」 のなかの1冊で、絵が綺麗なのが魅力です。

   ◇      ◇      ◇       ◇      ◇

 本の結びに 児童文学者の 小沢 正(おざわ ただし)さんPhoto_20200812192702 が書いておられる文章を少し引用紹介させていただきます。

 ・・・ゴーシュのセロの腕前が、わずか十日ほどで驚くほどに上達するところ、この物語における最大の謎はそこにあります。

・・・ゴーシュが動物から贈られたのは、「生命のリズム」といったものかもしれないと考えてみたらどうでしょう。五線譜の音符を楽器で再現したものだけが音楽にあらず、全生命界にみなぎりひびきわたるリズムこそが、人をよみがえらせ活力をあたえる真の音楽にほかならないー『セロひきのゴーシュ』は謎とともに、そんな答えを用意してくれているように思われるのです。

    ◇     ◇     ◇

 宮沢賢治は科学にも音楽にも豊かな力を備えていました。 楽譜には書き表せない大自然の中の音 ・・・ 小鳥の声 小川のせせらぎ 風の音 など 「ゆらぎf分の1」(ゆらぎエフぶんのいち)とこんにち呼ばれているような用語は宮沢賢治の次代にはなかったと思いますけれど、宮沢賢治さんは豊かな感性でそうしたこともとらえていたのかも知れませんね。

 今日も、良い日となりますように。

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