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2020年9月17日 (木)

『ココロの止まり木』  河合隼雄 著

0007_20200914110901 『ココロの止まり木』

河合隼雄 著

朝日新聞社 2004年5月30日 第1刷発行

 装幀は安野光風雅さんとのこと。 一話が3ページほどのお話が、読みやすい文体で綴られています。

 「年齢を括弧に入れる」という文を例として紹介させてください。

 フルートを習っていた河合隼雄さんは70代にもなると40人ほどの門下生の中でも最高齢で、他の若いお弟子さんたちの成長と比べると、「この年では駄目だろう」と思いがちになる。・・・そこで思いついたのが「年齢を括弧に入れる」ということだそうです。

 これは「年齢を忘れて」といのではなくともかく年齢は年齢としてやってみようということだそうです。

   ◇    ◇    ◇    ◇   ◇

 年齢を括弧に入れて、時にははずしてみたり、括弧の囲みを強くしたり、弱くしたりすることで人生はだいぶ豊かになる 

 少し難しい曲に挑戦してみたら、発表会の後、先生から「今回は前よりはスケールが大きくなった。この調子だとまだまだ進歩するのでは」といっていただいた。最初から年齢にこだわっているのとは異なる、ふっきれたところがあるのだろう。 年齢を括弧に入れるのは、高齢者のみならず、若い人にも言えることだろう。括弧に入れたりはずしたりで、生活が豊かになるように思われる。

   ◇     ◇     ◇      ◇     ◇

 今日も、良い日となりますように。  明日、この本からもう一つ 紹介させていただきますね。

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