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2020年9月14日 (月)

『なんらかの事情』 岸本佐知子 著

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岸本佐知子 著

筑摩書房 2012年 11月10日 初版第1刷 発行

 著者の岸本佐知子さんは1960年生まれ。翻訳家で、ご自分の著作『ねにもつタイプ』で第23回講談社エッセイ受賞とのこと。

 

 ムーミンママが友人から紹介されて、図書館で手に取った本です。

 独自の感性が発揮されているエッセイ集で、人間ってほんとうに個性的な存在なのだなぁ と感じさせられました。

 たとえば、エリツィンさんが亡くなったときにプーチンさんの身になって追悼文を書き・・・べつにプーチンさんから頼まれたわけでもなくですよ・・・ そして原稿をボツにされてしまう という 一節があります。 独創的でしょう?! ほかにこういうことを発想なさった方、いらっしゃいますか?

 巻頭の「才能」という文の書き出しはこうです。

 もしもこの世にレジで一番遅い列に並んだ人が優勝する競技があったら、私は確実に個体レベルで優勝する自信がある。

 

 ほかにも、よく似ている形の「ぬ」と「め」がそれぞれ相手を自分と比べて心やすからぬ思いを抱いていて、この両者が用いられている「ぬめり」という単語では、「り」はどんな思いで存在しているのだろう などとありました。 ユニークでしょう?

 よろしければ、どうぞ。 新しい視野が開かれるかも

 今日も、良い日となりますように。

 

 

 

 

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