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2020年9月26日 (土)

『ハゴロモ』  よしもとばなな 著

0002_20200922140401 『ハゴロモ』

よしもとばなな 著

新潮社 2003年1月20日 発行

 先日読んだ河合隼雄さんの本に、この本のことが書かれていましたので、図書館で借りてきました。

 まず、あとがきのよしもとばななさんのことばから紹介させていただきます。

 □   □    □

 ほんとうに久しぶりに書いた、全くの、青春小説どまんなか!の作品です。自分がまいっていた時期に書きはじめたので失恋の場面がどうしても書き進められず、いったん中断し、復活してからまた書こう・・・と思っていたら、勝手に、お話のほうが勝手に天から降ってきました。

 ◇   ◇    ◇    ◇

 この小説の中に、本のタイトルとつながると思われるこんな文章がありました。

 人の、意図しない優しさは、さりげない言葉の数々は、羽衣なのだと私は思った。いつのまにかふわっと包まれ、今まで自分をしばっていた重く苦しい重力からふいに解き放たれ、魂が宙に気持ちよく浮いている。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 とにかく、不思議な小説です。168ページの、それほど長くない小説です。 カッパをよく見たことがあるという女の子 「ラーメン」と書いた赤提灯に誘われて普通の家の二階の部屋に入り、注文するとインスタントラーメンの袋をがさごそいわせて作り始める青年 小さな冷蔵庫から新鮮そうなもやしを出し、「卵も乗せ、こしょうもごまも山盛り・・・」とニコニコして言う。このラーメンが300円・・・こういう登場人物が好きになれそうでしたら、どうぞ。

 今日も、良い日となりますように。

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