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2020年10月17日 (土)

小野寺 史宜(おのでら ふみのり)さんの本

0005_20201016151301  若い世代の読書家に勧められて、今まで読んだことのない作家 小野寺史宜(おのでらふみのり)さんの本を2冊読んでみました。 自分で選択した本を読むのとはまた違って、どれどれ、どんな作家なのだろうと未知の流星群を眺めに出かけるようなわくわく感が味わえました。

 小野寺さんは、1968年 千葉県生まれ

 2006年に『裏へ走り蹴り込め』で第86回オール讀物新人賞を受賞してデビュー。← これは、どう見てもサッカーの試合の戦法に見えますから、サッカーフアンは引き寄せられるでしょうね。

 この作家を紹介してくれた人は、単行本が発行されてしばらく経って文庫本になったのを古本セールで百円ほどで入手して列車などの移動中に読むのが好き・・・とのことでしたので、今回のこの2冊そのものはまだ読んでいない可能性があります。

『ライフ』

ポプラ社 2019年5月27日 第1刷発行

  主人公の幹太は27歳の若者 ・・・賃貸アパートに住んでいた大学の同期生たちはそれぞれ就職し、勤め先の関係で、アパートを引きはらっていきました。幹太も「パンが好き」ということで、製パン会社に就職したのですが、作るのでなく営業部門にまわされ、自社製のパンを朝昼たくさん食べていたら。きつい上司に「何、太ってんだよ。パン食べると太るみたいな印象を与えちゃうだろ」などと言われ、2年で退職。そのあと家電量販店に入社したけれど、1年足らずでそこも辞めてしまいます。その後はコンビニでバイトをするかたわら、荒川の河川敷で活動している少年サッカーチームのコーチをボランティアで務めるなどしています。交流するのは、アパートの大家さん、アパートの住人、高校や大学の同窓生など。

 大事件というのは特にないといってよいほど地味ながら、丁寧なストーリー展開で若者の心理を生き生きと感じることができます。

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 『縁(ゆかり)』

新潮社 講談社 2019年9月17日 第1刷発行

 この本は次の五つの章で構成されています。

 霧 塵 針 縁 終 ・・・ 章の名前の共通点 おわかりですよね この作者、なかなか 考えていますね。

 上記の『ライフ』の続編ではありませんが、少年サッカーチームのコーチをボランティアで務める人物が第一話で登場しています。

 読み進む間は、不道徳な方向へ行きかける人が一人ならず出てくるので、物語ながら心配になりますけれど、最終章で曇天がさわやかな青空になる かな !?

 あと、デビュー作などを含めて 何冊か 読んでみたいと思います。

 読書の秋 ・・・ 何かお薦めの本に出会われた方は お教えいただけると 嬉しいです。

 今日も、よい日となりますように。

 

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