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2020年10月 6日 (火)

10月4日は語呂合わせで「天使の日」でした

0002_20201005134901  あの日野原重明先生は1911年(明治44年)10月4日が誕生日で、105歳と9か月の生涯を歩まれました。

天使の日にお生まれになったのですね。 10 (テン) と 4(シ)・・・テン シ。

そのことを偲びながら 『命をみつめて』 を読み返してみました。

日野原重明 著 岩波書店 2001年5月16日 第1刷 発行 です。

 こんな一節が 印象に残りました。

 ◇    ◇    ◇

 ・・・老人は若いときのように、重い荷物を持ったり、満員の電車に乗り込んだり、精いっぱい駆け出したりする必要はありません。ですから、エネルギーも若い人ほどはいらないでしょう。 肉体のレベルは低下していても、文明の利器のある今日、生活するのはいっこうに困ることはありません。・・・ところが、どこも具合が悪くないのに人間ドックにはいったりすると、まるで勲章のようにいろいろな病名をつけられます。これは若い健康な人のデータで老人を測ろうとするためです。老人の正常値がまだ確立していないからです。

 私は、老人には「許容値」という概念をあてはめるべきだと考えています。いろいろな検査のデータがすべて正常値を示さなくても、からだになんの不自由もない。不都合もない。年齢相応だと思えるようであれば、「このくらいの値でもいっこうに差し支えない」「まあいいでしょう」と医師は言うべきです。この許容値を採用すれば、いたずらに病人づくりをする弊害から大勢の老人を救うことができます。老年医学に携わる医師にはぜひともこのことを心得てほしいと思います。

      ◇      ◇       ◇

 過度に自信を持つことは控えなければと思いますが、逆に過度に不安を覚えることはないのだと勇気が湧いてまいりました。

 他にも、イギリスの詩人、テニソンの「知識は誇らしげに自己主張するが知恵はたたずむ」などのことばや、シェイクスピアの名言など、小さな本に満載です。 よろしければ、どうぞ。

 今日も、よい日となりますように。

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