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2020年11月21日 (土)

『十代に贈りたい 心の名短歌 100』

0002_20201118192301 『十代に贈りたい 心の名短歌 100』

田中章義(たなか あきよし) 著

PHP研究所 2014年12月17日 第1版第1刷 発行

 著者の田中章義さんは静岡市の生まれ。大学1年生のときに第36回角川短歌賞を受賞なさっているそうです。

 高校生の頃から短歌に親しんできた田中さんが愛する短歌を、若い世代にも味わってほしいという思いがこの本から熱く伝わってまいります。

 「1300年前の月が目の前に浮かび、鎌倉時代の波しぶきが、生き生きとふりかかってきます」 ・・・表紙裏の一節です。

 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に出(いで)し月かも  阿倍仲麻呂

 大海の 磯もとどろに 寄する波 割れて砕けて 裂けて散るかも  源 実朝

 不尽の山 麗らかなれば わがこころ 朗らかになりて 眺め惚れて居る 北原白秋

 万国の  博覧会に もち出せば   一等賞を取らん 不尽山 正岡子規

 

 

 

 7章からなるこの本の第4章 青春の日の友の顔 の前書きが 心に残りました。

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   この前書きにある「十代のチームメイトは、一生のチームメイトにもなり得る」という言葉は、まさにその通りですね。

 私は、中学校・高校では野球やサッカーでなく、卓球部に入りました。

 中学校の卓球部に、たいていのスポーツを見事にこなす同窓生がいました。スキーも達者でした。彼と打ち合ったピンポン球のラリーの一球一球は、まさにこの前書きにある宇宙にたった一球なのだったのだと、今にして思います。

 日常生活で私がいたらない言動をしたときも、彼は非難することなく、いつも暖かく接してくれる存在であり続けてくれました。 今も、本当に一生のチームメイトです。

 あなたにも、こうしたかけがえのないご友人がおられるのではないでしょうか。

 若人に向けて書かれたこの本 ・・・ 昔の若人だった私にも響いてくる歌が何首もあります。

 若竹の伸びゆくごとく子ども等(ら)よ 真直(ますぐ)にのばせ 身をたましひを  若山牧水

よろしければ、どうぞ。 今日も良い日となりますように。

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