関根一夫牧師のメールマガジン 日々の糧 12月25日版から
時々、紹介させていただいている関根一夫牧師のメールマガジンから、引用紹介させていただきます。
ありがとうございます。 すてきなクリスマスプレゼントとなっています。
今日も良い日となりますように。
【クリスマスイブ礼拝】
神学校2年生が終わろうとしていた時、私は2回目の夏のクリスマスを経験していました。オーストラリアに留学していたからです。
その夏、ボーダータウンという町の農場でアルバイトしていた私はその町の教会の夜のクリスマスイブ礼拝に行けることでワクワクしていました。その教会には私が大好きなディーン牧師がいて説教を聞けることになっていたからです。
ディーン牧師はメソジスト教会の牧師で、説教者としてとても有名な方でした。切れ味の鋭い説教にわたしはいつも感動させられていました。私が通っていた神学校の学長の友人でもあり、何度か神学校に講義に来て、学校のチャペルで説教をしてくれたことがあり、その時、彼の説教に心ゆさぶられたのです。
オーストラリアのクリスマスは夏。サマータイムを実施していたこともあり、太陽がなかなか沈まない感じがありました。
大勢の人がその教会には集まっていました。
ディーン牧師の説教の前、青少年のために若い牧師が出てきて説教をし始めました。二階の席で聞いていた私は生意気にもその若い牧師の説教を聞きながら心の中で「あの前置きは長すぎるなぁ」とか「その聖書の箇所はそういうふうには理解しないでしょう」とかいわば説教批判を始めました。学校のチャペルでの説教演習を聞いて批判しているようなつもりになっていたのです。
その途中、何か後ろの方から声が聞こえたように感じました。
「お前はここに何をしにきているのだ。私を祝い喜ぶためか、それとも
若い牧師の説教を批判するためか・・?」
後ろを振り向きましたが誰も声を出している人はいません。
しかも、私が説教批判をしていることなど心の中でのことですから
あからさまにそのことが他の人にわかるはずはありません。
「イエス様、高慢な私をお赦しください。私はあなたが来てくださったことを祝うためにここにいます。批判するためではありません。お赦しください。」と祈りました。そして、礼拝を楽しみました。
昨日、午後、弟の牧会している小田原の教会のクリスマスイブ礼拝をYoutube中継で楽しみました。
音楽の構成、すぐ下の弟の独唱、そして一番下の弟の説教、そのひとつひとつがとても素晴らしく、私は素直に心から楽しみました。
そして、光として来てくださったイエス様を心から歓迎し、一緒に賛美しました。素直に弟の説教や賛美を聞けている自分に気づき、
ふと、ボーダータウンでのクリスマス会の時の出来事を思い出したのです。キリストを歓迎する心で今なお、礼拝に向かわせていただけていることに感謝しました。
夜は私の友人、仲間たちとZoomでクリスマス黙想会を行いました。
批判すること、それを言葉にすることは実に簡単です。
でも、気をつけないとそれが人を傷つけることになり、また自分の心をゆがめることにもなりかねません。
もちろん、批判が必要な場面もあるでしょう。
でも、「【愛】 をもって【真理】 を語る」という、愛と真理の両方が整えられる必要がありますね。自分の感情だけとか、自分流の真理感だけで批判することはとても危険な状況をもたらします。
私は何度も失敗し、痛い思いをしてきました。
今年のクリスマス、素直に嬉しく聞かせてもらうことができました。
クリスマス、おめでとうございます。
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この曲は今日のためのもの、ぜひ聴いて欲しいです。
https://youtu.be/i62W6cuUgDY
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◎主の平和と祝福がありますように!
関根一夫
pastor.kaz@gmail.com
https://www.macf.info/
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